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 『鄙からの発信』読者の多くは、新スキーム問題に関わる話題には飽き々々されていると思います。 茫猿自身も厭きているし、書き続けることに疲れています。でももう少し語り続けていようと考えています。 本稿は現在提起されている一連の問題が何故生じたのか、何処で間違えたのかについて考えてみたいのです。

茫猿の現実認識

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 昨日の記事「事例管理と鑑定評価」を両三度読み返してみて、ふと気付いたのである。 この記事は現実認識に欠けた空理空論と受け取られかねないと気付いたのである。

 鑑定評価のコモデテイ化が止めどなく進み、業務内容がいわゆる簡易鑑定や価格調査報告に傾斜し、業務報酬の低廉化に歯止めが無くなってる状況、すなわちマイナスのスパイラル現象に抗しようもない状況を認識していない、過去の成功体験を追憶するだけの提言と受け取られているのではないかと危惧するのである。

 新スキーム改善問題について、新スキームという名称に速やかに決別すべきと総会並びに『鄙からの発信』で提案したのは2009.06.20のことであり、既に二年半も前のことです。「間違いだらけのREA-NET」と題する記事を掲載したのは2008年8月のことです。

 2011年度末が近くなり、新スキーム改善問題に相応の結論を出すべき時が迫ってきました。 ネガテイブリストの解消に留まって、中途半端な改善策に留まれば、次年度以降にさらなる改善を求められることになるでしょう。 今こそ抜本的施策を採用して将来展望を拓くべきであろうと考えます。

 痛みを伴わない改革などは有り得ないと自覚すべきであり、痛みを乗り越えた後に何を得ようとするのかが肝要なことでしょう。 安全性担保や透明性確保などは当面する改革目標ではあるが、戦術目標に過ぎないのである。 改革の先に不動産取引悉皆調査制度を確立し、調査から得られる資料の利活用安定性をデイファクトスタンダードとして高めること、並びにそれらに伴う鑑定評価の将来展望を戦略目標と位置付けるべきである。 以下、テーマ毎に述べてみます。

薄化粧

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 雪国では除雪予算を使い果たしてしまうほどの豪雪に悩んでいると報じられている。我が鄙里では雪の少ない冬を過ごしている。 昨冬(2011.01.17)一昨冬(2010.01.01)も除雪しなければ車を出せないほどの雪景色を眺めたが、この冬は今のところ薄化粧程度にとどまっている。 日毎に陽射しの暖かさを感じてはいるが、まだまだ冬が終わったわけではないし、梅の開花もいつもよりは遅れている。

 鑑定業界ではあまり語られることのないことであるが、「公共サービス改革:官民競争入札等推進」の行方が気に懸かるのである。 公共サービス改革法に基づき「公共サービス改革基本方針」を改定し、事業仕分け等で更なる民間参入促進を指摘されたものなど計30事業を同法基づく入札の対象に追加されている。 平成18年以来、行政刷新の様々な取組と連携を図りながら公共サービス改革が進められており、毎年のように閣議決定で新たな取り組みが追加されている。 平成23年7月15日にも今年度の基本方針が閣議決定されている。

両国界隈にて

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 01/17は理事会開催日そして賀詞交換会、01/19は新スキーム改善小委開催日ということで、東京-岐阜間往復の連続はきついので三日間在京しました。 間の日01/18は東京フリーデイとしたのです。 前夜というより日付が変わるまで白金台、品川、神田とはしご酒を過ごした翌朝、一日をどう過ごそうかと新聞を眺めていましたら、大相撲は横綱白鵬と新大関稀勢の里が結びの一番に組まれています。

 そこで先ずは両国へ行き当日入場券を確保し、半日を両国界隈の散策と決めました。 赤羽の定宿を出てから京浜東北線・秋葉原を経由して両国駅へ、国技館では二階A2席を難なく確保、行き違う相撲取り若衆の鬢付け油の甘い匂いに鼻をくすぐられながら向かう先を探していましたら、国技館の隣は江戸東京博物館です。

 とても嬉しいお年玉をいただきました。 鑑定協会賀詞交換会の席上で、小江戸のI氏が私に近寄ってきて、「差し上げます」と申されるのである。
 手渡された品を拝見すると、箱根登山鉄道・開業90周年記念ピンバッジセットである。茫猿が鉄道ファンであることをご存じだったとみえて、この正月、箱根に遊んだ折りに買い求め、その日手渡し頂いたのである。
 茫猿如きをお気に掛けて頂いたこと、わざわざ持参頂いたこと、とても嬉しいことである。 有り難く受け取らせていただいたお年玉なのである。

 2011年度を総括するにはまだ早いが、年度末が近くなれば鑑定協会の各委員会等においては次年度を見据えた事業総括と事業計画案つくりが開始される。 組織とはそういうものだし、plan-do-check-actというPCDA事業管理サイクルからすれば当然のことでもある。 最近ではcheckに代えてstudy(評価)を用いることも多いと聞く。

 そこでRea Netについて、その現状と展望について考えてみようというわけである。 かねてから何度も記事にしているように新スキーム問題の根幹はネットワーク問題に帰結するものであるし、Client Influence Problem問題にしたところでその帰結は情報の開示と共有に収斂されるのである。 だから、鑑定協会に於けるネットワークの有り様について論じることは、それほど的外れのことではないのである。

 昨2012.01.17:第288回理事会にて年度内理事会の開催予定は終わり、鑑定協会現行役員の任期は事実上終了したと感じておりました。 とはいうものの、第46回総会第13号議案その他により、現役員(理事)任期は公益社団法人設立登記を行った日から最初に開催する総会の終結時までは残任期間を残しています。

 公表されている役員会日程によれば、2012.06.19開催予定の総会(新公益社団法人)までに4月理事会と5月理事会の開催が予定されており、次期新公益法人事業計画並びに予算審議という課題が存在します。 それらのなかでも群を抜いて重要であろうと考えられる事項は「新スキーム改善問題」決着であろうと考えられます。 そこで新法人移行問題と合わせて新スキーム改善問題について考えてみたいのです。

 2012年1月17日 第288回理事会が東京都港区白金台・八芳園にて開催されました。本記事はその報告です。
「理事会議題」
(1) 公益社団法人日本不動産鑑定士協会連合会関連規程の制定について
(2) 公益社団法人化が平成24年4月2日以降となった場合の対応について
(3)「鑑定評価監視委員会規程」の一部改正について
「報告事項」
(1) 委員会報告
(2) その他

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